厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を読みましたか?
- 筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨する
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
としっかりと書かれております。
これはニュースでも大々的に報道されましたよね。
以前から「筋トレは健康に良い」とは言われておりましたが、厚生労働省が認めるのは初です。
ついに筋トレの良さを国が認めてくれた!
と歓喜の声が各所から湧き上がりました。
これは大変素晴らしいことです。
手放しに喜べる話ではございますが、国が認める前から筋トレは存在しておりました。
では国が認めるまで筋トレは控えた方が良かったのでしょうか?
たまにSNSで「そのエビデンス(根拠・証拠)はない!」という発信を見かけたりします。
エビデンス(証拠)がないから意味がない、控えろ、という意味合いの発信です。
しかし私はエビデンスは後からついてくるものだと思っております。
今回の場合、国が認めるまで(エビデンスが出るまで)筋トレをするのは控えた方が良かったのでしょうか?
私は20年前に筋トレを開始しました。
8年前にはパーソナルジムを起業しております。
それは様々な書籍を手に取り「どうやら筋トレが健康に良い」というのを発見したからに他なりません。
国(厚労省)が認めるのを待っていたんじゃ、人生の浪費になってしまいますよね。。。
「筋トレが健康に良いのであれば、私が元気なうちに言ってくれよ。。」という感じがしませんか?
しかし「確かな情報」というのは裏付けだったり、精査だったり、証拠を取ったり、時間がかかるものなのです。
それを待っていたんじゃ、ベストタイミングを逃してしまいますよね。
エビデンス(証拠)がない、というのは「意味がない」のではなく、今はまだ(エビデンスが)ない。というだけなのです。
エビデンスがないサプリは?
私は「エビデンスのないサプリメント」でも飲んでおります。
飲んでみて体感がどうなのか?ということに重きを置いているのです。
体感で効果を実感できたら効果があると考えて飲んでおりました。
ただし、サプリメントは本当にちゃんとした成分が入っているのか?
そこが大変気になりますよね。
しかし「ちゃんとした成分が入っているかどうか」を認証機関で精密な成分検査をすると、その分、値段が莫大に上がってしまいますよね。
だからこそ「信頼のおけるメーカーのサプリメント」なのです。
信頼のできるメーカーが作るサプリメントを「信用」して飲む。
よくわからない国のよくわからないメーカーのサプリメントは飲みません。
サプリメントは食品です。
「信頼」と「信用」こそが何より大事だと思っております。
トレーニングもそうです。
「トレーニング効果のエビデンスがあるかどうか?」よりも「やってみて効果を実感できたか?」の方が大事だと思います。
というか、トレーニングというのは細やかなフォームがとても大切になります。
きついところで「逃げ」を使っていては対象部位(筋肉)に効かないばかりではなく、怪我のリスクもございます。
トレーニング効果のエビデンスというのは、そういう「逃げ」を使わず行えたかどうか、まで検討する必要があると思いますが、そのような実験はなかなか難しいかと思います。
毎回、専門家が同席し「逃げ」を使っていないかチェックした上でのトレーニングを、検証に値するだけの多数行うのは難しいと思うからです。
また専門家によっても「逃げ」の解釈は変わるかと思いますし。
そうなるとどうしてもアンケート調査や筋電図に頼らざるを得ないと思います。
なのでやってみて効果を実感できたかどうかを重視し、トレーニングメニューを考えると良いかと思います。